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 好評文庫シリーズ


新刊 『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』

現代社会の中で生きる子どもたちは、なぜ、どのような困難を背負っているのか。
それを明らかにするために、保育園・幼稚園、小学校、中学校、高校まで、200人以上の現場の教育関係者を訪れ、細かな取材を重ねる。
その結果見えてきたのは、衝撃の事実だった。

スマホ登場以来16年、教室にいるのはもはや私たちが知る「子ども」ではなくなっていたのだ。

ハイハイも体育座りもできない保育園児。
公園へ行っても遊び方がわからない幼児。
教室の「圧」に怯える、褒めて褒めて症候群の小学生。
クラスメイトの姓すら知らない多様性時代の中学生。
会ったその日にネットの恋人とベッドインする高校生。

児童に関する問題を丹念に追ってきた著者がデジタル・ネイティブの育ち方を徹底レポートする。

ルポ『無縁老人』
今の日本では、〝無縁高齢化〞とも呼ぶべき状況が起きている――!
高齢者たちはどんな経緯で社会から切り離されたのか―

第一章 黒い黄昏
第二章 過ぎし日の記憶
第三章 日本最大のドヤ街の今
第四章 忘れられた日本人
第五章 高齢者大国の桃源郷へ

世界最大の高齢化大国に生きている私たちは、もう高齢者の身に起きている現実に背を向ける余裕はないはずだ。

まだ目をそらして問題を先送りにするのか、
今こそ目を見開いて未来を変えていくのか。

日本の将来は、読者一人ひとりの決断にかかっているのだ。(著者)
ルポ『教育虐待』
教育虐待とは、大人が「教育」の名のもとに子供に対して行う違法な虐待行為である。
勉強が終わるまでトイレ禁止、千本ノックのようにやらされる宿題やドリル、机に並べられた無数の栄養ドリンク、父や母からの激しい叱責……。
一体、子供部屋で何が起きているのか。


「こんな点数を取って恥ずかしくないのか」
「今までかけた塾代を返せ!」
「受験に合格しなければ人生終わるぞ」
「なんでお兄ちゃんにできておまえにできないのか」

医学的な見地に立った時、そうした言葉は子供の脳と心をいかに傷つけるのか。
教育虐待をお煽るような現代社会の仕組みとは何なのか。
受験競争の本格化から大学全入時代の今に至るまでゆがんだ教育熱はどのように生じ、医学部9浪母親殺害事件など数々の悲惨な事件を生んだのか。
現代の親子のあり方と社会の矛盾を問う。
ルポ『君はなぜ、苦しいのか』
日本の子供が感じている幸福度が、先進国38カ国のうち37位。

子供のうち7人に1人が貧困、15人に1人がヤングケアラー、児童虐待の相談件数は年間20万件、小中学生の不登校は24万人以上、ネット依存の子供が100万人を突破……。

子供たちを覆う息苦しさの正体とはいったい何なのか。

貧困と格差をどう乗り越えるか、虐待する親からどうやって逃げるか、いじめはなぜなくならないか、マイノリティーといかに向き合うか……。
子供が直面している困難の正体を見極めたうえで、マイナスをプラスに変える処方箋を提案する。
ルポ『誰が国語力を殺すのか』
  『ごんぎつね』の読めない小学生、反省文の書けない高校生……。
子供たちの言葉を奪う社会の病理と、国語力再生の最前線を描く渾身のルポ!

・オノマトペでしか自分の罪を説明できない少年たち。
・交際相手に恐喝されても被害を認識できない女子生徒。
・不登校児たちの〈言葉を取り戻す〉フリースクールの挑戦。
・文庫まるごと一冊の精読で画期的な成果をあげる全人的な教育。
・〈答えのない問い〉が他者への想像力を鍛える「哲学対話」……etc。

「文春オンライン」200万PV突破の衝撃ルポ「熊本県インスタいじめ自殺事件」を含む、現代のリアルと再生への道筋に迫った瞠目のノンフィクション!

今、子供たちを救えるか? 未来への試金石となる全日本人必読の書。
 ルポ『自助 2020-』
  2020年から始まった異常事態。

クラスターとバッシングにも負けなかった高齢者施設。
園児を守るために言いなりにはならない保育園。
ギリギリのところで成り立っていた家庭のゆくえ。
再チャレンジに現れた壁。コロナ禍で店を手放す勇気。
ライブハウスと夜の街のサバイバル。
親と会えない難病の子どもたちからみえる強さ。

追い詰められた人々がいかに自らの力で状況を打開しようとしたのか。
彼らの声をつぶさにひろう。
ルポ『ヤクザ・チルドレン』
テレビ、雑誌、ネットなどのメディアは暴力団に関する情報をよく取り上げる。
しかし、それは銃撃事件や抗争事件などといった“悪の要素”に偏りがちだ。
当然、イチ暴力団員のことはもちろん、その家族、家庭の様子など見向きもしない。

では、実際に暴力団員を父に持つ子供は一般社会の中でどのように生きているのか。

そこには差別、貧困、虐待、離婚、薬物など、社会のあらゆる問題が隠されていた。
本書では、子供たちの問題について長年取材してきた著者が、14名の“ヤクザ・チルドレン”の人生を辿りながら、“暴力団家庭”の実像に迫る。


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